プログラミングも学べるSTEM教育「ステモン」|前編

ヴイリング中村代表

今回のインタビュー

皆さんは21世紀型の新しい教育である「STEM教育」という教育法をご存知ですか?STEM教育とは子供のうちからロボットやIT技術に触れて「自分で学ぶ力を養う」という教育方法です。アメリカや新興国で何年も前から取り入れられていた教育法が、現在日本にも浸透しつつあります。今回はこのSTEM教育をオリジナル開発してスクールを全国に開講されている株式会社ヴィリングの中村一彰代表に「ステモン」についてインタビューしてきました。

御社のご紹介と行っているサービスについて教えて下さい

次世代の教育システムを作っていきたいという想いから、株式会社ヴィリングという会社を設立しました。キッズ向けの教育会社でして、学校や受験、塾ではカバーできない、社会に出た後にとても大事な個性の活かし方や個性を発揮する力を育てていこう、という方針の会社です。

最近はSociety5.0といった言葉もよく目にするようになりましたが、社会の変化に学校教育の変化が追いつけていないと感じます。そのため、「ステモン」というSTEM教育スクールを運営することで、社会の変化に適応できる教育を行っています。このステモンは新しい時代の受け皿として次世代の教育のスタンダードになると想っていますし、だからこそ次世代の教育のスタンダードを創っていきたいと考えています。弊社ではこのSTEM教育スクール「ステモン」の他に、探求型学習スクール「BOKEN」、アフタースクール「スイッチスクール」という民間学童保育も運営しています。

ステモンの説明画像1

元々最初に始めた事業は、「ステモン」、「BOKEN」、「スイッチスクール」のどちらですか?

一番初めの事業は2013年7月に始めた「BOKEN」という探求型学習スクールです。この「BOKEN」は、子どもたちが正解のないプロジェクトに取り組むというもので、歴史やアート、社会問題、アントレプレナーというように色んなジャンルのプロジェクトに子どもたちが取り組み、何かしらアウトプットするというスクールです。

これらのスクールを提供しているのは小学生ですか?

はい、小学生です。教育業界では国際バカロレアIBと呼ばれるものや、探求型学習というジャンルがありまして、それがとても良いなと思って参考にして始めました。日本中の教育サービスや、シンガポール、アメリカを見て回り、探求型学習が良いなというところに行き着きました。探求型学習を始めた当時、日本には全然その学習スタイルがありませんでした。

2020年から新しい学習指導要領の中で、文科省が「探求的に学ぶ」というキーワードを沢山入れ、また高校の教科で今まで古典、理科を読んでいたものを古典探求、理数探求というように教科の名前自体が変わります。ですのでこれから更に探求が広まっていくと思いますし、NHKのEテレでも探求型の学習番組でメタモル探偵団という番組が始まったのですが、そこにうちのスクールの子どもたちが主演して参加しています。次世代型の教育という切り口で、小学生をターゲットにして教育サービスを行っています。実際にスクールに通ってくださっているのは5歳から12歳の子供達です。

ステモンのスクール生の写真

ステモンを思いついたきっかけはなんですか?

僕は大手不動産会社を辞めた後、ベンチャー企業に勤めました。その中で新しい教育の形があるのではないかと思い、日本中の教育サービスを見て回ったり、シンガポール、アメリカの教育を見て回りました。探求型とSTEM教育でそれぞれ思いつくきっかけがあったのですが、探求型は神戸にあるラーンネット・グローバルスクールというスクールと、当時高円寺にあった東京コミュニティスクールというところを当時訪問した時に素晴らしいなと感じ、そちらをモデリングしています。STEM教育の方はアメリカですね。ボストンのタフツ大学で素晴らしい教育をやっていたので、これを取り入れようと考えました。

最初はマサチューセッツのカリキュラムをベースにプログラムを作っていたのですが、やはり日本には全然フィットしなかったので5年の歳月をかけて今はかなりオリジナルを加えています。

ステモンのスクール生の写真2

日本にフィットするようにカスタマイズしていく上で、大変だったことはなんですか?

子供達にとって、学びの高揚を高くようにするためにはどうしたら良いか、という点と我々はフロー状態、つまり夢中になっている状態をとても大切にしているのですが、そのフロー状態になれるようにするにはどうしたら良いか、という2つの観点で色々と試行錯誤してきました。フロー状態へ導くために、講師がどうやって生徒をフロー状態へ導くかのマニュアルも必要なので、講師にとっても無理のないカリキュラムになっているのか、というところにも力を入れて開発しました。

生徒をフロー状態に導くために心掛けていることは、初めはスモールステップで子供達が達成感を感じられることから始めること、また楽しくワクワクした気持ちを持ってもらうことです。

ステモンのスクール生の写真3

後編へ続く

前編では中村代表がなぜステモンを始めようと思ったのか、そのきっかけやステモンの詳細、ステモンを形にしていくまでに大変だったことなどをインタビューしてきました。後編ではステモンならではの力を入れているポイント、ステモンによって解決できること等をお伺いしてきました。

ヴイリング中村代表3 プログラミングも学べるSTEM教育「ステモン」|後編

1 Comment

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください