15分で駆けつけてくれるベビーシッター「ここはぐnow」

代表 草加さん

今回のインタビュー

小さいお子さんのいるお母さんたちにとって、毎日の育児は本当に大変なことが多いと思います。ご家族の協力などがあればまた違うのでしょうけど、そうは言ってもお父さんも平日はお仕事で家では自分だけ…。どうしても今すぐ助けて欲しい!そんな時に「予約なしで15分以内に来てくれるベビーシッターさん」がいたら、お願いしたいと思いませんか?そんな魅力的なサービスを恵比寿で展開している「株式会社ここはぐ」さんのご紹介です。

御社のご紹介と、会社の理念について教えてください

弊社の理念が「日本の全ての子ともたちが健やかに幸せに育まれる社会の実現」というもので、子どもに対してフォーカスを当てて理念を掲げています。予約のいらない15分で駆けつけるベビーシッターサービス「ここはぐnow」を運営しています。

そのサービスを始めようと思ったきっかけは?

もともと高校生のころから、児童虐待問題に対して強い関心持っていました。というのも、中学生や高校生のときに自分自身が親子関係で課題というか悩みを抱えていて、それをきっかけに児童虐待に関して課題意識を持つようになりました。自分自身が児童虐待に関心があったことが弊社の理念が生まれるきっかけになったのですが、サービスそのものが生まれるきっかけはまた別にあります。

ベビーシッターのサービスに行きついたのは、私が保育の仕事を始めたのがきっかけです。5年前に始めて、保育園や児童養護施設、学童施設などいろいろな保育の仕事に携わっていました。特に3年間のベビーシッター経験はサービスづくりの基礎になっています。当時、高層マンションにお住まいの方を中心にベビーシッターに行っていたのですが、高層マンションの煌びやかな環境では家庭の問題というのはあまり見えてこないんですね。けれど蓋を開けてみたら、実は家の中がすごく散らかっていて子どもを育てるような環境ではなかったりだとか、子どもがご飯をほとんど食べないでお菓子ばかり食べているとか、いわゆるネグレクトの子どもたちが沢山いました。一方で、お母さんの育児ストレスがとても高く、いっぱいいっぱいになってしまっていたり、家の中に籠らざるを得ない状態になってしまっていたりするお母さんにも沢山会ってきました。そういった家庭のいろいろな問題を自分自身がベビーシッターをしているなかで沢山見てきました。だから、家庭に入って子どもやお母さんが抱えている問題にアプローチできる手段として、ベビーシッターを派遣するサービスを選びました。

ここはぐバッグ

日本ではベビーシッターはそれほどメジャーではないと思いますが、(ビジネスを)始めてみた感覚としてはいかがでしょうか?

海外と比べて、日本は閉鎖的でお家にベビーシッターを入れるということに抵抗があるご家庭が多いんです。公園や支援センターなど親御さんが訪れるような場所でヒアリングしたなかでも、抵抗があるという声が多かったように思います。ただ、こちらからもサービスや育児についてお話していくと、「やはりベビーシッターっていいものだな」「自分もベビーシッターを使う人に該当するんだな」と思って頂いて、そこからご利用に繋がることがとても多いですね。お陰様で、少しずつご利用者は増えていっております。

ご自身の経験などをもとにベビーシッターをビジネスとして立ち上げた感じでしょうか?

そうですね。児童虐待という課題意識があったので、もともとはNPOをやるつもりでした。3年前に、虐待を受けている子や地域に居場所がない子、家庭に居場所がないい子たちのために、居場所作りをしていたんですね。ただ、居場所づくりをして「どうぞ、いらしてください」とやったとしても、なかなかそういう人たち(ご家庭内で課題を抱えている方)は表面化してこないので、上手くアプローチできなくて、全然人が来なかったという経験がありました。

そういった経験から、こちらから親御さんたちに「おいで」と言うよりも、親御さんに「来て」と言われる、逆転の発想でベビーシッターに至ったという感じです。

他社との違いや強みとはどういったところでしょうか?

キャッチフレーズにもある通り、「最短15分で駆けつける」という「速さ」が一番の売りです。当日予約や安さ、シッターの質など会社によって売りにしている部分は様々だと思うんですけど、「最短15分で駆けつける」というのは今のところ弊社だけなので。その部分に関しては圧倒的な強みですね。

「最短15分で駆けつける」はどのように実現しているのでしょうか?

本当にシンプルなのですが、対象エリアを限定しています。今のところは恵比寿から1.5㎞圏内だけでサービスを展開しているんです。現在のベビーシッターは保育学生が中心になっています。これには理由があって、ベビーシッターを呼ぶ人の心理的なハードルを下げることを目的にしています。「今すぐ家に来て欲しい」というタイミングだと、利用者さんが家を片付けておもてなしする程の余裕がないんですね。本当はベビーシッターをおもてなしする必要はないのですが……プロのベビーシッターさんやベテランの育児経験者などを家の中に入れるのに抵抗があるお母さんたちが意外と多くいらっしゃるんです。「『なんでこんなに散らかってるの』と怒られた」と教えてくれた方もいらっしゃって。けれど保育学生だったらそこのハードルが低くて、「子どもを妹にちょっと見ていてもらう」感覚で使ってもらえると思っています。

初回特典

「15分で駆けつけるベビーシッター」は、ユーザのどのようなお悩みを解決できるものとなりますか?

解決できる悩みは2つあります。ひとつは、育児でとても疲れているお母さんのお悩みです。例えば、「夜泣きがひどい」「2歳児のイヤイヤ期がひどい」「子どもが2時間ずっと泣き続けている」といった場合、どんなに子どもを愛していてもイライラしたり、息が詰まったりしてしまいます。ときには、子どもを手放したくなる……そんな風になってしまうのは当然のことです。そんな時にお母さんが「助けて」と言える場所になりたいです。もうひとつは、自分のやりたいこともしっかり実現したいお母さんの悩みです。お母さんになったからといって、すべてを我慢してしまうのはストレスが溜まりますし、罪悪感が残ってしまうことも多いです。少しでも気軽に子どもを預けられる場所になることで、“ママではない時間”を過ごせるのかなと思います。

そういった悩みを持つお母さん、さらにはそういったお母さんの子どもたちの悩みを解決するのが、弊社のサービスだと思っています。子どもが子どもらしく楽しく過ごせて、お母さんがホッできる時間を提供していきたいですね。また弊社のベビーシッターがアプローチすることで、もしかすると児童相談所や子供家庭支援センターなど適切な支援が必要な家庭に対して、何かフォローや支援ができるかもしれない。そうすることで救われるかもしれない子どももいると思うので、子どもの悩みも解決しつつお母さんの悩みも解決していくイメージです。

子どもたちとの交流

そういったお母さんたちへのアプローチはどのように行われていますか?

現在弊社が対象としているエリアでは、児童館が遠かったり、子どもを連れて出かけにくいと思っていたりして家の中で過ごさざるを得ないお母さんが多いので、ポスティングが一番有効です。とても泥臭く地道な感じなんですけど(笑)けれど待機場所から1.5㎞圏内とエリアが定まっているので、認知率も1%を超えています。全然カッコいいマーケティング方法ではないのですが、ポスティングによって認知率1%を超えたことは、自分たちでも誇っている数値です。

ここはぐだより

このサービスを作るうえで苦労した事はなんでしょうか?

やはり「最短15分で駆けつける」を仕組み化することがとても難しかったです。システム面でもそれ以外でも「最短15分」をいかに実現させるかをひたすら考えて試行錯誤を繰り返しました。

あとは、保険と法的な部分を乗り越えていくのが結構大変でした。「最短15分で駆けつける」ためには、ほとんど何も準備をしない状態で行くことになりますから、シッターの安全面も配慮しないといけなかったりだとか。

30分とか1時間という手もあったのですが、「最短15分」をどうしても売りにしたくて。お母さんにヒアリングしたときに、やはり15分で来てくれるようでないと待てない、という意見が多かったです。子どもが泣いていてイライラしているときだと15分でも長いと感じますよね。本当は短ければ短いほどいいのですが、10分はさすがに厳しかったですね(笑)「ここはぐnow」は都心部での「“ママの妹”として、気軽にいつでも呼んでください」というスタンスでサービスを展開しています。

今月のあそび

今後アプローチしていく層は?

アプローチしていく層は今と変わらず、サービスの対象エリアを広げていこうと思っています。気負わずに手軽に預けてもらえるようになっていくことが目標で、さらに認知度を高めていきたいです。「最短15分で駆けつける」ことの他、「予約のいらない」「短時間でも利用できる」点もたくさんの方に知っていただきたいですね。

また、「LINEで簡単に呼べる」こともベビーシッターを必要としているご家庭の助けになるかなと思ってます。普段使っているモノでないと、簡単なアプリですら手間と感じる方が多いので。そのため、ベビーシッターを依頼するためのやり取りなどは全てLINEで行っています。

御社の会社名の由来はなんでしょうか?

もともとはワークショップ型の「子どもたちの居場所作り」みたいなことをやっていて、そのときに「ココハグ」という名前が出来たんです。その時は「子どもたちの志を育める場所」という意味と「子どもたち個々をハグするような温かい場所」という意味を込めていました。

今は「子どもたちに志を」ではなく、「子どもたち個々をハグするような温かいサービス」を提供したい、という意味を込めてこの名前を使っています。

ネズミのロゴにも意味があって、ロゴはあえていびつな形になっています。これは「子どもでも書けるように」という意味を込めました。子どもが親しんでくれるようなネズミになれたらいいなという想いもあります。白ネズミであることにもこだわりがあって、白ネズミには「周りのいろんな力に助けてもらってみんなで形を作っていく」といった意味があるんです。「ここはぐnow」もみんなで作っていって子どもに愛されるような場所になったらいいな、と思っています。

ココハグ

今後1年以内の目標はありますか?

まずは順次エリアを拡大していくことです。ありがたいことに、利用者さんの口コミや様々なメディアに取り上げていただいたことで、現在対象となっていないエリアの方からの問い合わせも増えています。「ここはぐnow」を必要としてくださっている方はたくさんいらっしゃるので、できるだけ早く多くの地域にサービスを展開していきたいです。

それを達成する為に必要な人モノ事戦略などはありますか?

まずは、エリア外地域の方への周知に力を入れたいです。エリアが広がると、どうしてもマンパワーで行う周知方法には限界があるので、LINE@やWebを使って周知していこうと考えています。また、利用者さんの声を拾ってサービス改善を進めていますが、エリアが広がっても利用者さんの声を丁寧に拾っていくことは続けていきたいです。

最後に、サービスの宣伝をお願いします。

「ここはぐnow」は、「“ママの妹”として、気軽にいつでも呼んでください」という想いでサービスを展開しています。ベビーシッターを利用したことのない方、不安に思っている方はLINEで弊社スタッフにご相談いただくことも可能です。

まずはお気軽に、「ここはぐnow」のページよりLINEの友だち登録をしてください!

お試しチケット

まとめ

ご自身の経験からくる課題意識をもとに、「一人でも多くの子どもを救いたい」という強い意志が感じられます。そういった信念をお持ちであるからこそ、「最短15分で駆けつけるベビーシッター」というサービスは沢山の方に求められるサービスになっているのである、とインタビューをさせて頂いて感じたことです。悲しいことに児童虐待やネグレクトのニュースは毎日のように耳に入る内容です。そういったご家庭が一つでも減らせるよう、今日も「ここはぐnow」からベビーシッターさんが駆けつけています。

「ここはぐnow」公式サイト:https://kokohug.com/

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