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前編のあらすじ
日本にも少しずつ浸透しているSTEM教育。そのSTEM教育をオリジナル開発して日本に広める活動をしている中村代表に、ステモンとはどういった教育法なのか、なぜこのステモンを思いついたのか、なぜ次世代型の教育に着目したのかなどをお聞きしてきました。後編では引き続き、他のスクールでは味わえないステモンの魅力についてインタビューしています。
プログラミングも学べるSTEM教育「ステモン」|前編学習塾は沢山あると思いますが、他のスクールと御社のスクールの違いはどんな点ですか?
類似する他のスクールとうちのスクールの大きな違いは、うちのスクールには組み立ての説明書がない点です。例えばLEGOを取り扱っている他のスクールさんには手順書がありますよね。手順書通りに作っていくと、形が完成して動いて、やったー!というような感じです。その達成感はすごく重要なのですが、我々はアートの要素を強く残すことを大事にしているので、手順書のようなものは用意せずに子供達の自由な発想で自由に作品を作ることに重きを置いています。
以前探求型学習BOKENを行った時に、親御さんが全然集まらなかった経験があります。「今は子供は楽しく作って遊んでいるし個性も伸びるけど、その先の受験にも効果がある学習法なのですか?」というように、学習スタンスが受験のためになってしまっていることに自分の中で疑問を感じました。例えば化学の実験教室だと、これを何gこれを何g混ぜたらこうなる、それ以外のことは危険だからやったらだめじゃないですか。それだとあんまり自由がなく、答えも分かっているので確かめて終わりになってしまいます。ですがこうしたエンジニアリングのモノ作りは、自分なりに作ってみたり工夫する価値を広げることができるので、みんな同じもの作らなくても良いというアートの要素を残しやすいです。我々はそれを「子供達の自由を取り戻す」という風に表現しているのですが、自由というのは自分の考えを持つことで、自分の考えを自分で表現して良いことだと思います。しかし大人になるにつれて、そうした自由や自分自身を失っていきやすいとも感じています。だからこそ、子供達に自由を取り戻してもらうために「最低限これとこのブロックを使って、こんな動きができるように完成形を目指してね」とだけ伝えて子供達の自由を伸ばす方針にしています。
ステモンはどういった悩みを解決してくれますか?
新しい教育を求めている人に応えるという場所の提供をしていることです。学歴がないよりもあった方が良いし、学力は大事ですよね。だから多くの親御さんが時に躍起になって学歴をとりにいくと思うのですが、心の中では学力や学歴だけじゃないはず、という風にも思っていると思います。ただ、何が必要なのかが明確に見えていないので、その答えの一つがステモンにある、という風に思っていただきたいです。社会に出た後、学力以外にも大切な力があり、それがステモンで育めると認識してもらいたいです。
具体的には学力以外に大切な力とはアウトプットする力を指すのですが、今の教育では知識を吸収してそれを活用して何かを作る、問題解決する、表現するという力が発揮できない子供が多いです。学校教育でアウトプットのトレーニングをあまりしないので、受験に向けてとにかくインプットしてテストの時にそれが上手くはき出せるかが大事になってしまっています。ですので、子どものうちからもっと自然と自分なりに考えて作るという体験はすごく重要だと思っています。そうした意味でアウトプットは大事だと思っていますし、こうした教育を求めている方には学習の場所を提供できていると思っています。
1年以内の目標はなんですか?
1万人の子供達にSTEM教育届けたいと思っているので、それに向けてコツコツとやっていくことです。今現在は1,000人ほどの生徒さんがいます。
今後はどんな風にステモンを広めていきたいですか?
うちはカリキュラムの開発が得意なので、そこの役割担うことと、そのカリキュラムを使ってどのようなレッスンをすると良いのかという講師のトレーニングのところを担っています。ですので塾でも、主婦の方でも、脱サラした人、どんな方でも良いので色んな場所でステモンのメソッドを使ってもらえたら良いなと思っています。
STEM教育を知らない方々、親御さんに伝えたいことはありますか?
これからAIの時代になっていきます。AIがすべての仕事を奪うことはないですが、一部のタスクをAIが担うということは間違いなく起こってきます。AIができないところで価値を発揮できるかどうかが、すごく大事になってきます。具体的にはロジカルに考えるだけでは行きつかないようなものを作ったり表現する力がとても大事になってきます。子どもたちが得意な、自由な発想や表現を大事にしたまま、テクノロジーを活用する力をつけることがこれからすごく重要だと思うので、ぜひこうした視点を持っていただきたいです。
最後にステモンの宣伝をお願いします
我々は「僕たちがAI時代で輝く子に育てます」という想いで今ステモンというSTEM教育を行っています。具体的には、作ることで学ぶという手段を通じて、ゼロイチ力、初動力、コラボする力、この3つを育んでいきます。学校やお受験の勉強では、良い学歴をとってもらいつつ、ステモンに来てその3つの力を育めば間違いなく社会でいきいきとした子どもになれると思います。自分なりの表現ができる人、それを育てることができるのがステモンですので、学校教育と併せてぜひステモンを使ってください。
まとめ
AIによって失われる仕事が出てくる時代になったからこそ、それぞれの個性を生かしながら自由な発想や表現力でロボットではまかなえない能力を身につけることが必要となってくるでしょう。そこで重要になってくるのが中村代表が仰るように「子供達の自由を取り戻す」ことではないでしょうか?ステモンによって子供達に、AI時代にもしっかりと輝いてもらいたいものですね。
公式サイト:https://www.stemon.net/
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