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今回のインタビュー
ブロックチェーンという言葉は知っていても、実際どういうものなのか、その実態をどれだけの人が知っているのでしょうか。近年では日本でもブロックチェーンエンジニアが増えてきましたが、ブロックチェーンに興味はあるがどこで学べば良いのかわからない、といった声も多いと聞きます。だからこそ、ブロックチェーンの知識を得たい人やブロックチェーン業界で活躍したいと考えている方に知っていただきたいのが、今回インタビューした株式会社techtecの「PoL」というサービス。こちらのサービスは一体どんなサービスなのか、田上智裕代表にお話をお伺いしてきました。
御社のご紹介と、今行っているサービスについて教えて下さい
株式会社techtecと申します。今行っているサービスですが、Proof of Learning(プルーフ・オブ・ラーニング)の略で「PoL」というブロックチェーンのオンライン学習サービスを提供しています。また、ブロックチェーンの海外動向の調査や、特定の産業×ブロックチェーンという部分で、他社から依頼を受けてリサーチしてレポートをまとめるということを行っております。
ブロックチェーンのオンラインサービスは他のサービスでもありますが、他社と御社の違いはどんな点ですか?
弊社はエンジニアではなくビジネスの人たちを対象にしているので、その点が他社さんとは違います。
私自身が以前勤めていた企業で感じたこととして、どれだけエンジニアがブロックチェーンのことを理解して「ブロックチェーンはすごい」と言ったところで、企業で意思決定するのはプロデューサーや役員なのでそのポジションの人がブロックチェーンの知識を身につけていかないと結局業界は発展していかないと感じました。ブロックチェーン業界外の人たちにもブロックチェーンのことを知ってもらい、どんどんブロックチェーンの裾野を広げていけたらなという思想で行っています。そのためにもまずはビジネスをしている人向けにオンラインサービスを提供しようと考え、このサービスを始めました。
PoLは具体的にはどんなサービスなのですか?
学習後のキャリアを踏まえた「ビジネスコース」「ライターコース」「エンジニアコース」そして最近新しくリリースした「英語コース」の4コースをご用意しています。特に英語コースではブロックチェーン×Englishというところでブロックチェーンを学びながら英語も学べる内容になっています。学習するだけではなく、学習することによりどんなスキルを得ることができるのか、学習サービスとしても圧倒的なUXを追求していきます。
PoLを思いついたきっかけはなんですか?
きっかけは、ブロックチェーンのことを知りたいけどどうやって勉強したら良いか分からない、という人が僕の周りに本当に沢山居たことです。
ブロックチェーンを学ぶ上では必ずビットコインを学ばないといけないので、論文を読まなければいけません。ただ、これが非常に難しくて、また今まではブロックチェーン関連のメディアから学ぶしか方法がなかったので、こうしたブロックチェーンを教えてくれるサービスがあったらもっとスムーズに皆ブロックチェーンのことを理解できるのではないかと思い、PoLを提供することにしました。PoLだけやればブロックチェーンが分かるといった状態まで持っていきたいので、しっかりと知識が吸収できるプログラムになっています。また、知識を吸収した先には業界で仕事ができるところまでサポートしたいので、英語コースを学ぶならそのまま海外のプロジェクトのホワイトペーパーの翻訳を案件に引っ張ってきて翻訳して下さいといったような案件を依頼する等も行っていきたいです。
後編へ続く
前編ではPoLがどんなサービスなのか、その詳細やPoLを思いついたきっかけ、他社サービスとの違いについてお伺いしてきました。後編ではPoLを活用してもらいたいターゲット層、日本のブロックチェーン業界に必要なもの、今後の目標についてインタビューしています。
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