皆さんは化粧品を手に取る時に意識しているポイントはありますか?入っている成分、製造元、、、、いろんな点を加味して自分に一番合った化粧品を選んでいると思うのですが、その商品が良い!と思う理由はなぜでしょう?もしかしたら、CMや広告などでよく目にするから、こんなことを謳っているから、という理由から良いと思い込んでしまっているかも知れません。ということで、今回は理系出身で科学的な根拠に基づいた情報発信を行っている美容家にインタビューして来ました。
このページの目次
- 1 どんな活動を行なっているのですか?
- 2 他の美容家との違いはなんですか?
- 3 どういった人たちにセミナーに参加してもらったりブログを見てもらいたいですか?
- 4 ブログやセミナーを知ってもらうために工夫していることは何ですか?
- 5 いい記事書けたな、とかこういうこと意識したらシェアされたな、というポイントなどありますか?
- 6 Facebook、Twitterなどでシェアをしてもらって拡散している、という事ですがそこに対しての具体的な戦略は何かありますか?
- 7 分かり易さの表現はどのような工夫を?
- 8 今後の目標についてお聞かせください
- 9 その目標を実現していくために、今後どのようなことに取り組んでいきたいですか?
- 10 最後にこの記事を見て下さる方へ一言お願いします
- 11 まとめ
どんな活動を行なっているのですか?
科学的根拠に基づいた正しい美容情報の普及に貢献したいと思っており、ブログの運営やセミナーを通じて情報発信を行っています。
美容は人の心を豊かにするものですが、悲しいことに美容をビジネスとしか見ていない業者もいて。そういった業者の商材は、人のネガティブポイントに付け込むようなアプローチがとても多いです。シミを消しますとか、ニキビを治しますとか。ですが、実は化粧品には得意不得意があって、消費者は「化粧品には劇的な効果は期待できない」という事を認識しないととても辛い思いをする事になると思うんです。お金も時間もたくさん使ったのに、なんで治らないの?って。化粧品は健常な肌の維持や、トラブルの予防が得意なんです。化粧品の役割を知って、楽しく使って頂きたいと思っています。ダイエットも一緒ですね。出来る事と出来ない事を認識して、その中で自分が出来る範囲のことをしていく。そうすれば美容を心から楽しめるはずです。
他の美容家との違いはなんですか?
美容の専門家は沢山いらっしゃいますが、「理系」であることで、“お悩みの本質”に着眼することができます。例えば、ニキビにお悩みであれば、殺菌・洗顔は対処療法です。なぜ毛穴が詰まってしまったか?を解決しないと、また再発してしまいます。私は皮膚科学に基づいて考察ができるので、例えば「“洗いすぎ”によってターンオーバーが異常に早まっているかもしれない」という問題の本質に気付くことができます。お悩みに対して、根拠を持って端的なアプローチを示す事が出来る点が、他者との違いです。
どういった人たちにセミナーに参加してもらったりブログを見てもらいたいですか?
一般消費者であれば美容に興味がある方、情報が氾濫しているけど実際にはどうなの?という根拠が知りたい方、美容感度が高い方に読んで頂きたいです。あるいは美容を仕事にしているプロの方は、中立な美容情報を得ることで自社製品を客観的に見ることができます。例えば新しく商品を導入検討をする時に、ディーラーさんのオススメするがままではなく、期待できそうかどうか、自分で判断できる訳です。お客様は、消費者から美容のプロまで広い層になるかと思います美容に興味のある方、プロの方、それぞれに対してどういった問題解決を提供していますか?
美容に興味を持って調べると、どうしても購入を販促したい商品に有利な情報が目に入ってしまいます。私は中立で科学的な情報を発信していくので、専門家が評価すると、本当のところはどうなの?ということを知りたい方に対して答えすることができると思います。そのことで、読者も本質を見極める知識を身に着けることができると考えています。
ブログやセミナーを知ってもらうために工夫していることは何ですか?
リアルでは、美容関係の交流会などでPRします。美容の話をしていると「お詳しいですね」となるので、「ブログ書いているので読んでください」のような流れです。オンラインでは、ブログを検索で辿り着いてくださる方もいらっしゃいます。SNSも活用していて、Twitterですとリアルで繋がっていない方ががリツイートしてくださることもあるので、拡散されます。Facebookではリアルで知り合った美容業界の方々がシェアして下さったりするので、美容好きな方や、その周りの方が見てくださっています。
いい記事書けたな、とかこういうこと意識したらシェアされたな、というポイントなどありますか?
何か一つのポイントにトピックを絞って深みのある記事を書いたときシェアしてもらいやすいです。例えばヘアケアだったら毛髪科学に特化した記事、など。ウェブ上で美容情報を探すと広く浅い内容が多いので、「もっと深く知りたい!」というお悩みに解決できる記事を提供していると、シェアして頂けます。シェアはTwitterが多いです。「勉強したい内容でした。ありがとうございました」と言ってRTして頂けることもあり、とてもやり甲斐を感じます。
Facebook、Twitterなどでシェアをしてもらって拡散している、という事ですがそこに対しての具体的な戦略は何かありますか?
見て頂く機会を増やさないといけないので、私の記事は専門的で詳しい内容が多いです。そのため時間を取って見ていただける時間帯、メインは通勤時間を狙っているので、朝6時から7時台にアップロードしています。
朝、目が覚めたらまずすぐにスマホを見ませんか?ベッドでゴロゴロしながら。そのタイミングで気に留めて頂いて、後で電車の中で読む、という事を想像しながらアップしています。Twitterは逆に夜中にスマートフォンを見る方が多いイメージなので、夜にアップするようにしています。
分かり易さの表現はどのような工夫を?
言葉を嚙み砕く事と、難しいことは例えを使うことですね。毛髪科学の記事では、髪の毛は三層構造になっているのですが、それを納豆巻きに例えてノリとご飯と具からできているよ、と。髪の毛は具が少なくて、米はうるち米よりもタイ米みたいな形してる。それをクルっと囲んでいるノリはキューティクルだよ、みたいな例えです。
あと、文字の大小、色付けを付けているので、色がついている文字だけ読めば大体のことは理解できるようになっているのですが、より知りたい方は端から端まで読んで頂けているみたいです。実感として、Twitterからは消費者さんが、Facebookからは美容関係のお仕事をされている方が多いです。欲しい情報の程度によって、読み方を選んで頂けるように工夫しています。
今後の目標についてお聞かせください
私のビジョンは「日本の美容常識の底上げ」なので、消費者が選ぶすべての商品が、その方を美しくしてくれる世の中にしたいです。消費者の選択性に自由度を持たせながら、正しい判断基準を持っていることが当たり前になるような状態にしたいです。
その目標を実現していくために、今後どのようなことに取り組んでいきたいですか?
今は美容業界の多くの方に激励頂き、ご評価頂いていると自負しています。私がこれまで積み上げてきた多くの美容知識に、自由にアクセスできるような中立なプラットフォームを作っていきたいです。
最後にこの記事を見て下さる方へ一言お願いします
世の中には、化粧品に対して否定的な情報や、異常なほどに効果を期待させるような広告が多くあります。そういった情報の中から消費者を正しい方向へ導いて差しあげるために、プロフェッショナルの育成、消費者教育の必要性を感じています。
化粧品に限らず、美容は心までも美しくしてくれるものです。ですから、心から楽しむことが何よりも大切です。より多くの方が美容を楽しめる世の中にしていきたいですね。
面白そうだな、と思って頂けましたら、「理系美容家」で検索してみてください。
まとめ
女性はいくつになっても美しくありたいと思うもの。だからこそ、美容にはとても意識を向けている方も多いと思います。そんな時、中に含まれている成分など科学的な知識が少しあるだけできっと手に取る化粧品も今までとは違ってくると思います。化学的な根拠の側面から化粧品を見てみると、今まで自分が知らなかった新しい情報にも沢山出会えそうですね。
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