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今回のインタビュー
スタートアップの企業や新規事業を始める時には、スピードが求められますよね。しかしながら人手も時間も足りなくて困っている。そんな企業さんも多いのではないでしょうか?そんな企業さんにオススメなのが、たった3日間でアプリ開発を行なってくれる株式会社mofmofさんの「イキナリ!MVP」です。
今回は株式会社mofmofのエンジニア兼執行役員の宮田さんに「イキナリ!MVP」についてインタビューしてきました。
御社の紹介と行っている御社のサービスについて教えてください
株式会社mofmofは、主に2つの事業を展開しています。1つ目が社内問い合わせに特化したAIチャットボット「My-ope office」です。数百名~数千名の社員を抱える企業様は、「会社のパソコンを壊しました」「社員証失くしました」のような問い合わせが数多く寄せられます。問い合わせ内容も、それに対する回答も、ある程度決まっているので、質問と回答を予め学習させることで、チャットボットが自動で回答してくれます。「My-ope office」は上場企業をはじめ、金融・商社・メーカーなど、幅広く導入しております。
もう一つの事業が日本初のサービスですか?
はい。2つ目の事業、月額制の受託開発「開発チームレンタル」の派生サービスとして、日本初のわずか3日の超爆速受託開発「イキナリ!MVP」をリリースしました。
まずは、「開発チームレンタル」から紹介します。従来の一括請負の開発契約は、期限・料金・ゴールを明確に定め、その通りに作りきるのですが、最初に決めたことを最後まで作り切って終わり、というプロジェクトってほとんど無いですよね。途中からやりたいことや、ビジネスモデルが変わることも多くあります。このようなに、状況変化の多い新規事業に対応するために、月額制というスタイルを取っています。月額の稼働内であればいくらでも仕様変更が可能です。プロジェクトのために社員を雇っているようなイメージです。リリース後、ユーザーの反応をみて開発したり、ビジネス的に優先度が高いも対応するなど、優先順位を状況によって変えることができます。これは新規事業だけでなくソフトウェア開発全般に向いていと思います。弊社のクライアント様は、9割が新規事業やスタートアップです。新規事業に特化してきたため、一番の差別化は圧倒的なスピードです。
そして、「イキナリ!MVP」はわずか3日でアプリ開発を行います。弊社は立ち上げ当初からの新規事業の開発をしているのでナレッジが溜まっています。また、エンジニアのレベルも高いため、3日でアプリを開発するということが可能です。弊社も事業を立ち上げるときの開発期間は3日程度です。「My-ope office」も最初は3日で開発しました。3日あれば充分に検証可能なプロダクトを開発することは可能なので、サービスとしてリリースしました。
準備期間も含めて3日で開発が可能なのですか?
お客様からご依頼を頂いてから、事前に1ヶ月ほど準備期間を設けています。その1ヶ月の中で、システムのデーターベースの設計や、アプリケーションの設計、工数見積などを行います。仕様漏れが発生しないよう徹底的な事前準備を行っているので、この3日間はシステム開発に集中できます。
競合他社と差別化を図るために、とにかくスピードに特化しています。ローンチしてから事業検証ができるレベルであれば、3日でも充分に到達することが出来ます。SNSやシェアリングビジネス、EC、ウェブブラウザで再現できるものは基本的に3日間で作ることができます。
そのサービスを思い付いたきっかけは何ですか?
株式会社mofmofを立ち上げた当初に、ビジネスコンテストのようなものを主催しました。応募のあったからグランプリを決め、そのビジネスアイデアを我々が無償で開発し、プロダクトを提供するというものです。実際に開発をしてみたところ、3日でも充分にリリースできるレベルのサービスが完成しました。このスピード感でリリースができるなら、リソースや時間がないスタートアップや新規事業担当者などにニーズがあるのではないかと思い、「イキナリ!MVP」をリリースしました。実際、ビジネスにおいてスピードはとても大切です。100%と完成を目指すのではなく、小さく作り、市場に出してからユーザーからどういったフィードバックが得られるか、という情報がとにかく大切だと考えています。
御社のサービスの強みや他社との違いはどういったものでしょうか?
mofmofの強みはスピードですが、サポート体制も強みの一つです。発注者様の多くはシステム発注経験がありません。そのため、どのように依頼すれば良いのか、どのように要件定義すればいいのかがわからないといった悩みを抱えています。mofomofはただアプリを作るだけではなく、アプリ開発プロジェクトそのものをサポートしていきます。スピードを保ちながら初めて発注するお客様でも安心して発注ができる、サポート体制を作れているのがmofmofの大きな強みだと思います。
またシステム開発では、出来上がってみたら完成イメージと全然違うものができた、仕様変更するたびに金額が上がってしまった、など、よくある失敗パターンが多くあります。弊社の受託開発は、発注者と受注者という関係性ではなく一つのビジネスを成功させるためにチームとして進めていきます。このアプリをより良いものにするために本当に必要なものは何か?と議論しながら進めていくことができます。本当に価値あるものを提供できるというところも強み一つです。
そのスピードが実現できているのはなぜですか?
立ち上げから新規事業に特化してきた開発経験と、エンジニアのレベルの高さから、このスピードを実現できています。また、エンジニア全員の共通認識として、最初から完璧なモノは目指さず、価値を提供できる最小限でリリースをしようと心掛けています。弊社の提供する受託開発は事業における仮設検証をするためのサービスなので、100%作り込む必要は無いのです。
開発が始まったら、必ず週次で定例ミーティングを行います。実際に成果物を確認してもらい、問題なければ次へ、想定と違うのであれば何が違うのか、このように、確認と合意を繰り返しながら進めていきます。確認と合意をすることによって、手戻りを最小限に抑えることができます。
後編へ続く
前編では、「イキナリ!MVP」のサービスができるまでの経緯やどんなサービスなのか、強みといった点についてお聞きしてきました。後編では、このサービスをより多くの方に知ってもらうためのマーケティングについてインタビューしてきました。
たった3日でアプリ開発「イキナリ!MVP」|後編
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