日本初!ブロックチェーンソーシャルメディア「ALIS」|前編

ALIS安代表

今回のインタビュー

文章を書くのが好きな人、自分で何かを発信するのが好きな人、こうした人が気軽に投稿できて尚且つ良質な記事であれば報酬がもらえるサービスがあったら、世の中はもっと価値ある情報で溢れてくると思いませんか?

今回は、良質な記事を書いた人とそれにいち早くいいねした人へ報酬が与えられる日本初の本格的なブロックチェーンソーシャルメディア「ALIS」をリリースした株式会社ALISの安昌浩代表へインタビューしてきました。

御社のご紹介と今行っているサービスについて教えて下さい

弊社が株式会社ALISという会社でして、2017年5月に設立したブロックチェーンを使ったソーシャルメディア運営会社です。Mediumやnoteのようなコンテンツプラットフォームをブロックチェーンにて開発した、ソーシャルメディア「ALIS」を提供しています。2019年の1月に「良い記事を書いた人」と「それにいち早くいいねした人」に暗号資産ALISが付与される独自の報酬システムを実装した、日本初の本格的なブロックチェーンソーシャルメディア「ALIS」のβ版第1弾を公開しました。こちらは今まで暗号資産に興味の無かった方でも楽しめるサイトになっています。

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ブロックチェーンソーシャルメディアALISを思い付いたきっかけはなんですか?

きっかけは設立当時、ブロックチェーンが海外で盛り上がって沢山の海外プロジェクトが立ち上がっている中で、Steemというブロックチェーンを使ったメディアを見つけたことがきっかけです。このメディアの構造がとても面白く、広告を出していなくてもトークンのやり取りだけで1記事20,000円〜30,000円の報酬をもらっている個人の方がいることにとても関心を持ったことから、この構造を日本人向けに展開できないかなと考えたのがきっかけです。

具体的にどんな仕組みを日本人向けに展開しているのですか?

まず、Steemとはブロックチェーンを基盤としたソーシャルメディアプラットフォームのことです。Steem Powerというコンテンツの投票権があるのですが、このSteem Powerをもっていいねをすると仮想通貨で報酬を得ることが出来る仕組みになっています。この報酬は運営側が新しく仮想通貨を発行して支払うので、ユーザー間でのやり取りは発生しません。Steemのビジネスモデルが本当に複雑で、この仕組みを理解するのに時間が掛かりました。

そこでこの構造を利用するにあたり、Steemは信用スコアのやり取りがとても複雑なので、僕たちはそれをもっとシンプルにしました。ALISではトークンをボックスの中に1個だけにして、ALISトークンだけで全てが成り立つような設計にしています。

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Steemとの違いはどんなところですか?

SteemはSteem Powerを持っている人が強い仕組みになっています。自分がいいねした記事のランキングが上がっていくと皆さん喜ぶので、そのためにトークンを買い集めていいねをしています。いいねを多くもらうために記事を書くなど、ある意味、自己承認欲求をベースに経済が回っているような状況です。一方、僕たちはお金で買える仕組みではなくユーザーが善行を積むと強くなっていく仕組みを創っています。善行を積むというのは今は2つのルールを創っているのですが、一つ目は記事を書いてたくさんいいねを集めた人、もう一つはたくさんいいねを集める記事に真っ先にいいねをした人。ですので100いいねがつく人たちの、最初の1いいねや2いいねの段階でその記事を見つけ出していいねをした人が善行を積んだ人、というルールを創り、この2つのルールに当てはまる人に沢山トークンを配るという設計で行っています。

元々はクローズドβでだいぶ絞っていたのですが、毎日500人くらいのアクティブユーザーがいます。これは世界的にみてもDAppsのアクティブユーザーとしては非常に上位の利用者数です。上記に述べたような仕組みを創ったことで、良い記事を書いた人とその記事を探した人に報酬が入るので、嬉しいことにアクティブユーザーは少しずつ増えてきています。

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どんな狙い(目的)でブロックチェーンソーシャルメディア「ALIS」をリリースしたのですか?

ALISで意図したことは、PV数を集めそうな記事というよりは、皆がいいねしそうな記事を書く人、その記事に反応する人を尊重することで、良質な記事がもっと世の中に出回っていくことです。将来的にはユーザーの信頼スコアといったもので重み付けをしていきたいと考えているのですが、例えば優良記事を書く人の記事を真っ先に見つけていいねするとトークンをもらえるような仕組みの経済ルールにすることで、PVのみ重視するところから情報のあり方が変わっていくのではないかと考えています。

実はすごく知識が深くてこの人が記事を書いたらすごく良質な記事が書けるのに、という人が積極的に記事を書かないのはなぜだろうと考えた時に、今のインターネット社会は結局知名度がある人の方が本当に良質な記事よりも反応を集めやすく、どれだけ良い記事でも無名だと見てもらいにくい構造だからだと気づきました。しかしALISの経済ルールを活用すると、良質な記事は反応が無いほど人に見にきてもらえます。良い記事ならいいねも沢山集めることができ、自分が書いた記事にフィードバックをもらえるので今まで記事を書かなかった人も記事を書こうと意欲を駆り立てることができます。そうなると、今世の中に出ていない情報も出てくるのではないかという期待とPV偏重がなくなって本当に「良い」と思う記事がどんどん反応を集めやすくなるのではないかと思っています。今後、「良い」と思う基準がこのALISの経済ルールによって変わっていくことを期待しています。

ブロックチェーンでなくてもこの仕組みを活用できる気がするのですが、そこをブロックチェーンでやろうと思った理由は何ですか?

そもそもがブロックチェーンで何かをやりたいという想いから始まっています。起業しようと思った時に、ブロックチェーンに触れて本当に様々な知識を得る機会があったのですが、「これはもう間違いなく次の時代を作る」と感じました。

会社員時代に新規事業をやっていたのですが、お金にはならない価値あるものがどんどん潰れていくのを目の当たりにした時にとても違和感を感じたんです。例えばシングルマザーで子持ちのお母さんと、新卒でコンサル会社に入ってきた外資系の新卒だと、後者の方が基本的に優先される世界なのですが、僕はシングルマザーが転職して息子をしっかり養えるように稼げる世の中の仕組みを作る方が意義深いことだと思っています。本当に価値のあるものが残らず、資本を埋めるものが残っていく仕組みをなんとかしたいと思いました。こうした問題をブロックチェーンを活用することで、解決できると思いました。

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なぜメディアを選んだのですか?

メディアを選んだのは、ルールを作って報酬体系を設定する際に弊社のようなベンチャー企業が1から信頼を築き上げるよりも、ブロックチェーンそのものを信用している人に働きかけた方が動きが早いからです。

今までのインターネットは中央集権化して個人情報をプラットフォームに提供してマネタイズをしていたのですが、そもそもその仕組みが本来間違っています。そこにブロックチェーンが入ることでWeb3.0を実現することが可能な時代が来ることを想定すると、先取りしてそのプラットフォームを作るのが良いと考えてブロックチェーンを使ってメディア運営を始めました。

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ブロックチェーンソーシャルメディアALISを、ブロックチェーンを用いて良かったなと思う点はどんなところですか?

3つありまして、1つ目はコミュニティができることです。ICOをしたことがあるのですが、すごく熱があって本当にコミュニティをずっと支えてくれて、クローズドβで2000人がアクティブ化したうち、いまだに500人くらいは残ってくれています。コミュニティ形成の際に意識したポイントはコミュニティとのサービス共創を掲げて、①徹底した情報の透明性維持、②コミュニティとのコミュニケーションの質・量を増やすことです。毎月やっているAMAというオンライン質問会やTwitter(https://twitter.com/ALIS_media )などを見ていただければ雰囲気が伝わるかと思います。ブロックチェーンで皆でより良い世界にしていこうという一体感みたいなものをすごく感じれた点が1つ目の良かった点です。

2つ目は自分自身を大きく成長させられるという点です。必要知識がかなり多いので、エンジニアの知識とまではいかなくてもある程度は知っている必要がありますし、経済学的なことも知る必要があり、本当に成長できます。ポテンシャルが高い人がブロックチェーン業界には沢山いるので、刺激的な議論が沢山できるのも自分自身の更なる成長に繋がります。

3つ目が、今プレイヤーがいないのできちんとやっていれば注目されやすいというメリットがあります。今インターネットサービスだと既に沢山のサービスに溢れているのでその中で注目を集めるのは難しいのですが、ブロックチェーンはまだまだ取り扱っている企業も少ないので注目されるチャンスもいっぱいあります。こうしたチャンスがあることがやっていて良かったなと感じるポイントです。

後編へ続く

前編ではブロックチェーンソーシャルメディアALISの詳細や、なぜメディアを運営しようと思ったのか、なぜブロックチェーンを活用しようと思ったのか、といった点についてお話をお伺いしてきました。後編ではブロックチェーン業界が抱える課題や今後の目標についてインタビューしています。

ALIS安代表2 日本初!ブロックチェーンソーシャルメディア「ALIS」|後編

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