日本初!eスポーツプレイヤー向け動画学習サービス「ゲシピ」|前編

ゲシピ真鍋代表写真1

今回のインタビュー

昨今「eスポーツ」という単語を広告やメディアでも目にする機会が増えてきました。2028年開催のロサンゼルスオリンピックで競技種目として検討するほどに、今注目を集めているeスポーツにおいてサービスを展開している、ゲシピ株式会社の真鍋拓也代表に「ゲシピ」というサービスについてお伺いしてきました。

御社のご紹介と今行っているサービスについて教えてください

ゲシピ株式会社と言いまして、2018年の1月にYahoo!JAPAN出身のメンバーが中心となって立ち上げた会社です。日本初のeスポーツのプレイヤーを目指すゲームプレイヤーさん向けに、動画で学習するサービスを提供しています。サービス名も会社名と同じ「ゲシピ」という名前で、昨年の8月にβ版をリリースしました。世界で10億人がeスポーツでオリンピックを目指せたら面白いんじゃないかなと思っておりまして、そんな世界を実現したいと思っています。

サービスの内容は、eスポーツのテクニックや戦術のポイントを動画で伝えていくサービスを提供しています。eスポーツはいわゆるゲームが競技になったものなのですが、テクニックが求められたりチーム戦が多いのでチームプレイが求められたりします。そういったテクニックのポイントや戦術のポイントといったところを上達したいと思っているプレイヤーさんは多いので、我々のサービスでは動画で解説し、学習してもらい、上達を促すということを行っています。将来的にはいわゆる競技シーンで戦っているようなアスリートやeスポーツプレイヤーをたくさん輩出していきたいので、eスポーツプレイヤーを増やすことに寄与したいなと思っています。昨年の8月にβ版をリリースしてから6ヶ月間で学習動画が500万回再生を超えるところまできたので、これからもまだまだeスポーツプレイヤーを目指す人をサポートすることに努めていきます。

ゲシピロゴ

ゲシピを思いついたきっかけはなんですか?

実は2つの理由がありまして、その2つがシンクロしてサービスを作るに至ったのですが、1番最初のきっかけは私の小学生の息子が発した一言です。当時子供がDSで妖怪ウォッチのとある妖怪を探していました。「捕まえたいけど居場所が分からないからお父さん教えて」と言ってきたんですね。その時にスマートフォンからネット検索をさせたら居場所は出てきたのですが、それでもわからないと言うんです。そこでスマートフォンの画面を見せてもらったら確かに分かりづらい書き方になっていて、情報はウェブ上に沢山あるけどテキストだけでは分かりづらいと言う発見が1つ目の理由です。

そしてその時に思い出したのが、僕自身が中高生の頃ストリートファイター2にハマって、ゲームセンターにすごく通っていました。ゲームに強くなるため、テクニックを知りたいと思ったのですが、当時は雑誌を見て学ぶしかありませんでした。

これは先ほどの私の息子と同じで、書いてあることがよく分からないんです。確かにテクニックや攻略法について解説してあるのですが、写真があってこうやってやると書いてあるだけ文章だけだと全然伝わらないんですよ。こうした当時の自分がフラッシュバックした時に、ゲームはテクニックやプレイの情報を伝えることにおいてまだまだ出来ることが多いな、と気づいたことから息子と自分の経験もリンクしたので、同じようなことを思っている人もきっと多いだろうと思ってゲシピをリリースするに至りました。

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ゲシピの強みはどんな点ですか?

強みとしましては、これからもどんどん強くして行こうという点が2つあります。

1つ目はやはり動画の内容です。うちの場合はいわゆる競技シーンで実際に競技をやっている上級者さんに作ってもらっています。半年間の仮説検証の中でプロチームとも提携をしまして、プロチームの方の持つノウハウを取り入れた動画を作成しています、勝つためのノウハウといったところがやはりより深くレクチャーできることが1つ目の強みです。

もう1つはコンテンツを整理して提供しているので、網羅的に学習しやすいと言うことが大きな強みです。ゲームの解説動画自体はYoutubeなどにたくさんアップされているのですが、それぞれが雑然と置いてあるだけでコンテンツとして整っているわけではありません。ですのでプレイヤー側としては全体像を把握して上達したりスキルを習得するということができない状態です。分かりやすい例で言うと野球だと最初に教わる時に、打ち方、投げ方、守り方、走り方やチームとしての戦術というように、カテゴリーごとに教わりますよね。ゲームも野球の教わり方と同じで、銃の打ち方や敵の見つけ方、移動の仕方や戦術といったように本当は全体を把握した上で各カテゴリーごとに学んだ方がより一層上達できます。ゲシピの場合はメニューという形で習得しなければいけないメニューを分かりやすく整理して、その中に1個1個の動画が格納されているといった形で提供しているので、ユーザーにとってはより網羅的に学びやすい場になっていると思います。このようにコンテンツを整理して提供できている点が他にはないゲシピの大きな強みです。

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取り扱っているゲームは何系のゲームが多いのですか?

当社の場合はガンシューティング系が多いです。最近だとフォートナイトやApex Legends、銃を撃ち合って最後生き残ったら勝ちというバトルロイヤル系のゲームが多いです。今後は格闘系、シミュレーション系など他のeスポーツジャンルに広げていきたいと思っています。

こうしたゲームは攻略のコツを知っているか否かでは差が生じるのですか?

ゲームを娯楽として楽しめるレベルで言うとそんなに変わらないかもしれないですね。ただ、勝ちたいだとかApex Legendsであれば最後の1チームに残りたいということであれば、相手に勝たないといけないのでそこのポイントはコンピュータに勝つこととは違ってきます。

例えばドラクエなら一定のレベルに上げてお金も手に入れて強い武器を揃えていけば勝つことができます。ただApex Legendsの場合は相手も人間なので、弱い人間だったら自分でも勝ててしまうかもしれないし、強い人間だったらそれ以上のスキルを持っていないと勝てないので、対人間に対してどう勝つのかというところは、対コンピュータとは違うポイントがあると思います。

Apex Legendsのようなバトルロイヤル系のゲームでは、エリアによって武器の向き不向きもあるので一概に強い武器を持っていれば勝てるというわけではありません。そのため、それぞれの特徴を理解している方が勝ちやすいです。

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後編へ続く

前編では、ゲシピのサービス詳細やこのサービスを思いついたきっかけ、取り扱っているゲームの種類についてお話をお伺いしました。後編では、マーケティング部分について深掘りしてインタビューを行っています。

ゲシピ真鍋代表写真2 日本初!eスポーツプレイヤー向け動画学習サービス「ゲシピ」|後編

 

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eスポーツプレイヤー向け学習動画サービス「ゲシピ(gecipe)」が日本初・世界初の"ハツモノ"を紹介するメディア【N-LIO】に登場! | WMR Tokyo - ライフハック へ返信する コメントをキャンセル

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